玄関は、家に帰ってきたときに最初に目にする場所。そして、お客様を迎える家の「顔」でもあります。
せっかくなら、季節の移ろいを感じられる心地よい空間にしたい。そんな思いから、玄関エントランスへ大きな睡蓮鉢を設置しました。
水面に映る空や風に揺れる葉、ゆったり泳ぐメダカたち。眺めているだけで時間を忘れてしまう、小さな水辺が暮らしの中に生まれました。
今回は、睡蓮鉢の立ち上げ方法や水質を安定させる工夫、メダカやミナミヌマエビとの組み合わせなど、我が家のビオトープづくりをご紹介します。
玄関に「水辺のある暮らし」を

以前から庭にはメダカを飼育している水鉢が2つありましたが、今回新たに玄関エントランスへ大きな睡蓮鉢を迎えました。
直径は約80cm。我が家にある水鉢の中では一番大きく、これまでのものより二回りほど大きなサイズです。
家に帰ってきたときや、お客様を迎えるとき、最初に目に入る場所だからこそ、水と植物のある穏やかな景色をつくりたいと思っていました。
我が家の睡蓮鉢は、いつも「ログ平」さんで
我が家にある睡蓮鉢は、すべて山武市成東にある「ログ平」さんで購入しています。
今回迎えた睡蓮鉢で3つ目。
ログ平さんは、もともと不動産業を営まれているそうですが、アンティーク雑貨や古道具などを取り扱うショップも運営されています。
店内には国内外から集められたアンティーク雑貨やガーデンアイテム、水鉢などが並び、まるで宝探しをしているような楽しさがあります。同じものが二つとない一点物も多く、近くを訪れるとつい立ち寄りたくなる、私たち夫婦お気に入りのお店です。
お店の方も優しく親切で、ゆっくり商品を選べる心地よい雰囲気も、このお店の魅力の一つ。
今回も玄関エントランスにぴったりの睡蓮鉢と出会うことができました。

睡蓮の植え付けは「紙袋ポット」で手軽に

今回植えたのは、発芽済みの睡蓮の種。
本来は田んぼの土が適しているそうですが、丈夫な睡蓮なので自宅に余っていた赤玉土を活用して立ち上げることにしました。
睡蓮を直接植え込む方法もありますが、はじめはレイアウトを変更したり、植え替えたりすることも考えて、今回は紙袋を利用した簡易ポットを作ることに。
使用したのはAmazonの配送で使われていた紙袋。昨日の配達でとどいたものをリユースしました。

作り方はとても簡単です。
- 紙袋に数か所穴を開ける
- 赤玉土(大粒)を薄く敷く
- 赤玉土(小粒)を重ねる
- 発芽済みの種を置く
- 赤玉土(小粒)で覆う
これで紙袋ポットの完成です。
睡蓮鉢の底には赤玉土(大粒)を薄く敷き、その上へ紙袋ポットを配置。さらに周囲を赤玉土で軽く固定すれば完成です。
紙袋は時間が経つにつれて自然に分解されるため、睡蓮がしっかり根を張る頃にはなくなり、そのまま自然に土へ馴染んでくれる予定です。
水が腐りにくい環境づくりが立ち上げのポイント

水鉢を立ち上げたばかりの頃は、まだバクテリアが十分に増えていません。
有機肥料を使うと分解が追いつかず、水が傷みやすくなることがあります。
そこで今回は、ゆっくり効く固形の化成肥料「マグアンプ」を使用しました。
肥料はあらかじめ睡蓮鉢の底へ入れ、少しずつ栄養が供給されるようにしています。
さらに、水質を安定させるため、水草を多めに投入しました。
もともと他のメダカ鉢で育てていた水草を一時的に移し、水中の余分な養分を吸収してもらうことで、水鉢全体の環境づくりをサポートしています。
また、井戸水を使用しているため塩素がなく、水生生物には優しい反面、立ち上げ直後はどうしても藻が発生しやすくなります。
そこで頼りになるのがミナミヌマエビ。
発生した藻を食べてくれるため、水鉢の掃除屋さんとして活躍してもらっています。

メダカが入るだけで水景が一気に完成する

植物だけの静かな水鉢も美しいですが、生き物が泳ぎ始めると景色は一気に変わります。
今回迎えたのは、鮮やかな朱色が美しい「楊貴妃」という品種のメダカ。
昔から親しまれている丈夫な品種で、飼育もしやすく、水鉢との相性も抜群です。
上から眺めたときに赤い体が水中をゆったり泳ぐ姿は、とても存在感があります。
また、メダカは見た目だけでなく、ボウフラ(蚊の幼虫)を食べてくれるため、水鉢には欠かせない存在でもあります。
さらに、水草との相性も非常によく、夏には睡蓮の葉や浮草が水面を覆って日陰を作ってくれます。
強い日差しによる水温上昇を抑えられるため、メダカもミナミヌマエビも元気に過ごせる環境になります。
花が咲く日を楽しみに育てていきたい
睡蓮は日当たりを好む植物。
日照時間がしっかり確保できる場所ほど元気に育ち、美しい花を咲かせてくれるそうです。
玄関エントランスは日当たりも良く、これから葉が広がり、やがて花が咲く景色を想像すると今から楽しみです。
植物が育ち、水草が茂り、メダカやエビが元気に泳ぐ。
そんな小さな水辺が、玄関の雰囲気をやさしく彩ってくれています。
季節とともに少しずつ表情を変えていく睡蓮鉢を、これからもゆっくり楽しんでいきたいと思います。

