トイレのペーパーホルダを自作してみました。
無機質で殺風景になりがちなトイレ空間。
賃貸や戸建でも大抵は備え付けのホルダーが設置されていると思いますが、ちょっと味気ない…。
そんな時は木材を使ったホルダをDIYしてみるのも良い手ですよ。
自然素材を取り入れることでナチュラルテイストでおしゃれな雰囲気に様変わりします。
今回は100円均一のセリアで購入したアイアンバーと天然木の無垢材を使ったホルダの作り方を紹介します。
ホルダー自体は簡単に付け替えができるので賃貸物件でも可能ですよ。
クルミの無垢材を使ってペーパーホルダをDIY!
材料
- 天板(オニグルミの無垢材)400×110×15mm
- アーム(セリアのアイアンウォールバー)
- L字金具
- 円柱の棒
- ネジ(12本)
工具
- ドリルドライバー
- 鉄切りノコギリ
- 紙ヤスリ(#40・#80・#120・#240)
- 蜜蝋ワックス(BRIWAX/色:クリア)
材料はセリア(100均)とホームセンターで全て揃えました。
今回天板にはホームセンターの銘木売り場で見つけた「オニグルミ」という材木を使用。
売り場には他にも様々な樹種の木材があったので、手触りや木目など自分のお気に入りのものを見つけるのも楽しいですよ。
天板サイズは、木材の取り都合や使用スタイルの合わせてサイズを決定。
今回は2つのペーパーが装着できる様に少し長めの天板にしました。
壁側は電鋸で断裁しフラットに、手前側は木の風合いを生かしてそのまま使用しています。
断裁・研磨・ワックスがけで、思わずうっとり
天板用の無垢材板をカットしました。
長辺方向はカットせず短辺方向のみカットしています。
カット後は表面の研磨。
紙やすりを使用し、番手は#40から#80、#120、#240の順に目を細かくして仕上げています。#240くらいでもかなりツルツルに仕上がるのですが、さらに綺麗にしたい場合は#400くらいまで使っても良いかもしれません。
研磨し終えたら、固く絞った濡れ布巾で表面の削りかすを取り除き、ワックスがけに入ります。
今回使用したのはBRIWAX(ブライワックス)、色はクリア。
BRIWAXはミツバチの巣から精製される天然素材の蜜蝋などをブレンドした木部用のワックスで、木材の着色・艶出し・保護を一度に行うことが可能。木材本来の色や木目を生かした半透明の美しい塗膜を作り、誰でも簡単にプロのような仕上がりにできるので私も昔から愛用しているワックスです。
しっとりとした品のある仕上がりになるところがお気に入りポイント。
1缶3,000円ほどするのですが、少量でもよく伸び長く使えるので1缶持っているとかなり長持ちしますし、色々な家具などに気軽に使えて便利です。私がよく使うのは今回の「クリア」と「ジャコビアン」という2カラー。
ジャコビアンはシックな焦げ茶色に仕上がるので、濃い色味をつけたい時にはこちらを使用します。
さて、早速天板にワックスを塗っていきます。
塗布量は布切れをかぶせた指先にさっとすくえるくらい。
板にのせて塗り軽く広範囲に塗ると結構広がります。
木材の材質や研磨具合によって伸び具合は違うので初めは少量から試すと良いと思います。
塗りたては湿っているので色が濃く見えますが、乾燥して落ち着いてくると色合いも薄くないます。今回は1度塗りで終わらせてあります。
クリアなので素材の色合いを生かし、艶のある肌さわりのよい仕上がりになりました。
続いてトイレットペーパーを取り付けるホルダー部分の加工。
部材はセリアで購入したインテリアアイアンウォールバーという商品を使いました。
そのままでは使えないので、程よい長さでカットしています。
アイアンバーのカットは鉄用ノコギリを使用しましたが、大きなペンチ(ボルトクリッパーやチェンカッター)があれば一発で簡単です。
※カット時に力を入れすぎてバーが曲がってしまいました…。
断裁した先端は尖っていて危ないのでグラインダーなどで削るか、カバーをつけて保護します。
最後に各パーツをネジで固定します
1. 先ほど断裁したアームを天板裏に固定
長い方は横向きで、短い方は壁側に90度向きを変えて固定。
短いアームで長いアームを固定する仕組みにしたいので、長いアームに多少のテンションがかかるように短いアームをほんの少し壁側にずらして設置しています。
2. アーム先端には短くカットした円柱の棒を設置
円柱を短くカットして中心にアームと同じか少し細い穴を開けて先端に取り付けることで可愛らしさと安全性を付加しました。
3. L字金具でホルダーと壁を固定
ホルダーが仕上がったところで壁に固定していきます。
L字金具を2個使用して、まずはホルダー側を固定。
天板固定時は平らな板(床や机)を設置面と見立てて天板を立て、予めL字金具の固定位置を鉛筆などでマーキングしてからネジを打つと、隙間なく綺麗に仕上がります。
続いてホルダーを壁に固定したら完成です。
無機質なトイレ空間がナチュラルに
床材の雰囲気とも調和がとれて良い感じの仕上がり。
殺風景なトイレ空間も自然素材を取り入れることでナチュラルな雰囲気が演出できますね。
今回はゼロからの設置でしたが、備え付けのトイレットペーパーホルダは壁にネジ留めされているだけなので交換はとっても簡単。気分を変えたくなったらいつでも交換可能なので、良い材料に出会ったらホルダーの変身させて付け替えてみるのも良いかもしれませんね。