【ハーブ栽培】地植えレモングラスの越冬と株分け方法

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え 庭づくり

インドやスリランカが原産の南国育ちのハーブ「レモングラス」。
シトロネラの爽やかな香りがなんとも心地よく、良い気分にさせてくれるお気に入りのハーブのひとつです。
ただ、寒い日本の気候はちょっと苦手。
極寒の冬の関東では路地での越冬は難しく枯れてしまうことがほとんどです。

そこで庭に地植えしているレモングラスを鉢上げし、温室で越冬させようと思います。

今回はレモングラスの掘り上げ、株分け、鉢植えのようすや使用した培養土と冬の管理方法についてまとめてみました。

掘り起こしのタイミング

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

落葉樹たちが次々と葉を落とし出した12月初旬。
今年の春に地植えしたレモングラスの葉先が少し枯れ始めていました。

じつは毎年植えっぱなしにして冬に枯らせてしまっていたので、今年は鉢上げして越冬を試みようと思います。

私の住む千葉県北部は内陸で海風の影響を受けないため冬はかなり冷え込みます。
12月〜2月の間は氷点下の朝を迎えることが多く、植物たちのダメージはかなり大きいはず。
寒さに弱い南国系の植物たちは温室内に避難させてあげましょう。

鉢上げ、株分けする

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

わさっと伸びた葉っぱをバッサリカット。
生え際10cm程の位置で刈り込みました。

カットが済んだら根本にスコップを入れて掘り上げます。

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

根っこもびっしり茂って立派な株に成長していました。
春に購入したときは小さなポットに入ったひょろひょろのヒョロ子だったのですが、一夏でこんなに成長したのですね。

これだけ成長していたら株分けもできるかも?
ということで、試しに剥がしてみたら、すんなりいくつかの株に分けることができました。

余分な根っこを短くカットして新しいポットに株分けして植え付けていきましょう。

ポット(鉢)は?

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

パキポキと株分けしていったら、子株がたくさんできてしまいました。
一株はこのくらいの大きさ。
ちょうど私が愛用しているポット「プレステラ90」に程よく収まる大きさになりました。

春には新しい根が出てくると思うので思い切って切り詰めました。
葉っぱも短くしているし、冬はあまり水を吸わないので、ちょうど良いでしょう。

培養土は?

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

ローズマリーや、タイム、セージ、ラベンダーなど、よく耳にするハーブは地中海原産のものが多くあります。そのため一般的にはハーブは「水捌けの良い弱アルカリ性の土」が良いと言われますが、実は全てのハーブがそうではありません。

レモングラスはインドやスリランカなどの南アジアが原産。
温暖で湿度のある気候育ちのため、水持ちがいい肥沃な土がお気に入り。
培養度としては鹿沼土(赤玉土):6、腐葉土:4くらいの少し水持ちを持たせた弱酸性の土が理想的です。
鹿沼土は赤玉土に比べやや酸性気味なので、phを調整するには丁度良いです。

このように理想的な培養土を書きましたが、ハーブ類はいわゆる現地の雑草みたいなものなので、環境への適用性は案外高いです。
そのため「観葉植物用」「ハーブの土」と書いてあるものでも大きな問題はないと思いますので、難しく構えることはありません。

温室で越冬

【株分け】レモングラスの冬場管理方法/路地栽培/関東の氷点下での耐寒性は?枯れる/ハーブ地植え

なんだかんだ株を分けていったら、23個も子株が取れました。
いちおう1週間に1回、天気と用土の乾燥具合をみて散水して管理します。

後は温室内に入れて春を待つのみ。

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