冬季には温室に入れて越冬管理しているのですが、ここ数年の冷え込みが強く越冬できずに枯れてしまう植物もちらほら。
そこである時から温室内にヒーターを設置して加温するようにしたのです。
ただし一日中稼働すると温度が上がり過ぎてしまいますし、なにより電気代がかかります。
そこで夜間のある時間帯だけヒーターが稼働して温室内を温める方法を考えました。
今回、温室加温に使用したのは簡易ヒーターとSwitchBot(スイッチボット)のスマートブラグ。
タイマー管理で家電のオンオフができる便利アイテムです。
SwitchBotのスマートプラグミニでタイマー管理

「セットタイマー1:〇時〇分に温室のヒーターをオンにする」
「セットタイマー2:〇時〇分に温室のヒーターをオフにする」
といった、指示が可能になります。
ただし設定できるタイマーは5つまでで、オン/オフを1セットとしたら1日に2回までが上限となります。
私の場合は電気代を節約させるため、明け方の冷え込む時間帯に5〜10分ヒータを稼働させるだけ。
具体的には2:00〜2:10、4:00〜4:10にそれぞれ稼働させています。
加温後は徐々に室温が下がっていきますが、極寒の状態がずっと続くよりもマシといった程度の加温で、今のところなんとか冬を乗り切っています。
スマートプラグでできること

スマートプラグは、一般的に遠隔操作やタイマー機能、他のスマート家電との連携機能、使用電力の測定機能などを搭載しています。これらの機能を活用することで、以下のようなことができます。
- スマートフォンやタブレットで電源を遠隔操作
- タイマー機能を活用した自動操作
- スマート家電と連携した操作(音声操作など)
- 接続した家電の使用電力の確認
例えば遠隔操作の場合「今夜は冷え込みが厳しいな」と感じた時には、スマホのアプリから一時的に任意の起動も可能です。
布団に入ってしまってから、屋外の温室までわざわざ足を運ばなくても良くなるのは地味にうれしいです。
タイマー機能は前述の通り、ヒーターのオンオフなどをスケジュール化できる機能。
一度セットしておけば、毎日勝手に加温してくれるのでとっても便利です。
スマートプラグはスマートスピーカー(Amazon Echo, Google Nest, Apple HomePodなど)との連携が可能です。
例えば、「スマートプラグ1をオンにして」など、音声操作で家電を操作することもできます。
最後に電力量の確認。
毎日タイマーで使っている電気代がどれくらいなのか気になるところ。
アプリから電力消費量の確認が可能なので、月々の電気代の目安がつけやすいのも嬉しいですね。
本体に電源の切り替えスイッチがないヒーターを選ぶ

さて、いざ加温用のヒーターを設置しようとなった時に、いったいどの機種を選べば良いのか?
どれでも使用可能というわけではありませんので、モデル選びの注意点をまとめてみます。
まずSwitchBotのスマートブラグで家電を操作するためには、通電したら稼働するスタンバイ状態である必要があります。
そのためにはシンプルなオン/オフ物理スイッチで稼働する機種を選ぶ必要があります。
例えば、ボタンを押すとオン、もう一度押すとオフの状態となる物理スイッチ構造の家電や、もっと単純なコンセントを差せば稼働する家電などが適しています。
逆に通電しても、タッチパネルやリモコンで操作しないと稼働しないモデルはSwitchBotのスマートプラグには向いていません。
実際に私が使用しているヒータは、TEKNOS(テクノス)のミニファンヒーター「TS-615」というモデル。
4,000円程度で購入できるシンプルな簡易ヒーターです。
スマートプラグとヒーターの接続方法と注意点

接続は簡単。
家のコンセントにスSwitchBotのスマートプラグを挿したら、稼働させたい家電のコンセントを差すだけ。
後はスマホアプリをダウンロードして、アプリ上で設定をすればいつでもどこでも簡単にアクセスが可能です。
注意点は、スマートプラグのプラグ(差し込み側)は極性プラグといって左右の大きさが違います。
極性プラグとはプラスとマイナスの流れる向きを固定しているプラグのことです。
一般的な家庭のコンセントは極性対応しているので問題ないのですが、もし延長した先でスマートプラグを繋ぐ場合は、極性プラグに対応した延長コンセント出ないと差し込むことができないのでご注意を。
我が家の屋外コンセントは、フードが付いた形状。
一般の家庭にある屋外コンセントは大体この形状だと思いますが、この場合スマートプラグを直に差し込むことはできません。
そのため私は50cm程の延長コードを噛ませて接続しているのですが、こちらも極性対応のモデルを購入しています。
ちなみに、ダイソーなどで200円で購入できる延長ケーブルがありましたが、こちらは極性対応していないのでスマートプラグを差すことはできません。
さらに正確な自動管理をしたいなら

SwitchBotのスマートブラグの他に、ハブや温湿度計を追加して連携させることで温度の正確な自動管理が可能になります。
例えは「温室内の温度が〇〇度になったら、〇〇分ヒーターを入れる」などの使い方。
この場合は、スマートプラグと温湿度計だけでは互いを連携させることは出来ないため、ハブ(ハブミニやハブ3など)も購入する必要があります。
ハブは複数のスマートプラグ管理だけでなく、リモコン家電を集約化できるほかSwitchBot製品との連携が可能です。
ハブミニとSwitchBot製品を組み合わせれば、自由に条件を付けて家電をON・OFFできます。
公式HPでは詳しい活用シーンの組み合わせ方を解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

