枠組み作りの次は、練ったコンクリートを流し込む「打設」作業です。
まずはコンクリート強度を上げるため枠内に鉄筋ワイヤーメッシュを設置。
続いてセメントと川砂、砂利、水をしっかり練り込んで枠に流し込む、といった流れ。
今回はコンクリートを混ぜたり流し込んだりする際のポイントについて、まとめてみました。
全5工程に分けてコンクリート施行の様子をお伝えしていますが、今回は3回目の「コンクリートの打設」の様子を振り返ります。
コンクリート打設していきます!
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枠組みが出来上がり、やっとコンクリートを流し込む準備が整いました。
さて、今回は全5回に分けた記事中の3回目「コンクリート打設」編です。
それでは早速、コンクリートを流し込む作業を進めていきましょう!
と、その前にメッシュを入れて補強
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枠ができたのでいざコンクリートの流し込みと思ったのですが、ここで一手間入れてコンクリートの強度を上げておきたいと思います。
用意するのはワイヤーメッシュと呼ばれる格子状の針金。
コンクリートは圧縮には強いのですが引っ張られる力に弱いという特徴があります。
気温や湿度でコンクリートは収縮をしますので、この動きに対して補強を入れてあげることで強度が増しヒビ割れ防ぐことができるというわけです。
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用意したワイヤーメッシュをざっくり道幅に合わせて切り分けていきます。
枠の形状上、複数に分かれてしまったワイヤーメッシュは、動いてしまわないように番線を使って結束しておきます。
ちなみに私が購入したのは3mm径ほどの細いタイプのもの。
ホームセンターに置いてあった一番細いものを購入しました。
今回のカットには砥石を回転させて研磨や切断がお行える「ディスクグラインダー」と呼ばれる電動工具を使用しましたが、「ボルトクリッパー」と呼ばれる大きめのニッパーのようなものでも断裁可能です。
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ちょうど良いサイズにカットしたワイヤーメッシュを地面にセットしていくのですが、このときに少し大きめの小石を置いて地面から1〜2cmほど浮かせるように配置しました。
こうすることでコンクリートがしっかりと底まで流れ込んでくれるため、全体にワイヤーメッシュが収まりしっかりと強度を増してくれるはず。
はじめにセメントと砂を混ぜる
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さて、ここからが今回の施工の大一番。
コンクリートを手練りして作ります。
まずはコンクリートの材料を移動してきました。
今回作るコンクリート部材のおおよその比率は以下の通り。
セメント1:川砂2:砂利:3
ただ、今は施工体積から必要な材料を割り出してくれる便利なサイトがあるので、私はいつもそちらを利用しています。
今回は全長5m、幅1m、厚さ40cmで少し余裕を持ってざっくりと入力。
すると、セメント、砂、砂利の必要量を算出してくれます。
なんとも便利!
ちなみに今回必要となる資材量はこちら
- セメント 3.39袋(4袋)
- 川砂 6.78袋(7袋)
- 砂利 10.17袋(10袋)
- 水 37.3リットル
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分量が分かったところで混合していきます。
全部一気に混合するのではなく、順を追って作業を進めていきます。
まず混ぜるのセメントと砂。
手練り場合はこの粉物たちを乾燥した状態で先によく混ぜておくことが大事。
砂利を先に入れてしまうと重たくなり作業が大変ですのご注意を。
セメントと砂をしっかりと混ぜておくことで、ムラのない綺麗なコンクリートが仕上がります。
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コンクリートを混ぜる容器はトロ舟と呼ばれる緑色の浅く四角い容器。
私の持っているトロ舟では一度にすべての部材を混ぜることができなかったため、一度セメントと砂を混ぜた後、半量を袋に戻し2回に分けてコンクリートを作ることにしました。
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半量のセメントと砂の混合物に対し1.5袋分の砂利を投入し再混合。
【Point】砂利袋の簡単な開け方
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ここで一つ便利なお知らせ。
砂利や砂などが入っている厚手ビニール素材の袋。
じつは刃物を使わずに簡単に開けることができるんです。
しかも開け口は綺麗に。
方法はとっても簡単。
- まず袋上部の圧着部分に指を押し当て穴を開けます。
この時圧着部分のラインギリギリのところに穴を開けるのがポイント。 - そうしてできた穴に指を入れて開くだけ
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コレだけで道具や力を使わずに綺麗に簡単に袋を開けることができます。
コレを覚えておくと作業効率も上がりますし、開封のたびにハサミを取り出さなくても良いのでとっても便利。
また口が綺麗に開くので、袋の再利用にも役立ちますよ。
砂利袋以外にも堆肥など農業用資材が入った袋なんかでも使えます。
水を入れて更に練る
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セメント、砂、砂利の全てが混ざったら適量の水を少しずつ足して混ぜていきます。
水の量は混ざり具合を見て判断しました。
あまりパサパサだとコンクリートが混ざり切らないし、シャバシャバすぎても乾燥に時間がかかってしまうため、程よい練り具合にを見極めるのが大事。
今回は冬で乾燥していたためか、分量よりも少し多い水を足す結果になりました。
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練り終わったコンクリートを枠内に流し込んでいきます。
この際に隙間ができないよう長靴で踏んだり、棒で角を突いたりしながら丁寧に作業を進めていくのがポイント。
トロ舟1回分では枠組みした1ブロックを埋めることはできなかったので、この後2回目を練って枠いっぱいになりました。
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枠ヒタヒタまでコンクリートが流し込まれた状態。
この後金鏝(カナゴテ)で面を均していくのですが、この工程は次の記事でまとめておきます。
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少し残ってしまったコンクリートは次のブロックの枠内に流しておきます。
次の作業までに固まってしまうのですが、最終的に新しいコンクリートを流し埋めてしまうので大丈夫。
この時枠に触れない中央のあたりに置いておくのがポイント。
ついでにワイヤーメッシュが少し埋まるくらいの高さで噛むように踏んで流し込んでおくと更に良いですよ。