最近、木材の値段が高いですよね。
DIYで安く済ませようと思っても、材料費だけでも結構な出費がかさんでしまいます。
製材済みのツルツルとした木材はいい価格なので、大量に使用するときにはちょっと躊躇してしまうことも度々。
そんな時は安い材料を自分で加工して使用してみませんか?
野地板と呼ばれる家屋建築の見えない箇所に使用する板はかなり格安なんです。
今回私は「ベルトサンダー」と呼ばれる研磨機を使用して、この木材を自分で研磨して綺麗な板に仕上げてみました。
1万円を切る手頃なお値段で購入できるモデルでしたが、綺麗にしっかりとしかも素早く削れましたよ。
今回は私が使用した「ベルトサンダー」と「オービタルサンダー」や「ランダムサンダー」「ディスクグラインダー」などとの違いについて比較してみました。
国産メーカー「E-Value」の格安ベルトサンダーを購入
今回私が購入したのは、「E-Value(イーバリュー)」の吸塵&変速ベルトサンダー EWS-76VLN。
「E-Value」ってメーカー…このとき私は初めて聞いたのですが、じつは日本国内のメーカーブランドでした。
兵庫県に本社を置く藤原産業株式会社が展開する工具ブランドの一つがこの「E-Value」。
じつは国産メーカーブランドだったんですね。
藤原産業(株)はハンドツール・パワーツール・ガーデンツールのマーチャンダイジングなどの商品開発・販売・流通・輸出入まで幅広くDIY商品のサポートをしている会社とのこと。
今回購入したベルトサンダーも同社が商品開発をして製造しているオリジナルのモデルでした。
手頃な価格でDIYライフを楽しむための工具を提供してくれるのはうれしいですし、国産メーカーということもあり、性能はもちろんアフターサポートの面においても安心ですね。
ベルトサンダー EWS-76VLNの特徴
Makita(マキタ)やRYOBI(リョービ)、HiKOKI(ハイコーキ)、Triton(トライトン)などベルトサンダーは主要な工具メーカーから販売されていますが、どれも1万円を切るお値段ではありません。
機能や性能などの違いが多少は出てくるのでしょうが、私にとっては研磨ができれば十分で然程性能の差は気にしておりませんでした。
そこで見つけたのが今回のベルトサンダー。
集塵や変速などの基本的な装備はついているのでさほど機能的にも見劣りはしませんし、裏返して固定式のベルトサンダーとしても使用できる点では他メーカーを抜きに出ている機能でもあります。
研磨ベルトと集塵袋も付属!
ベルトサンダーには研磨ベルトと集塵袋、固定用クランプなどが同梱されていました。
研磨ベルトは#60、#120、#240が付属。
開封したらすぐに作業が開始できます。
研磨ベルトは消耗品ではありますが、今回の作業ではそれほど消耗した感じは見受けられませんでした。まだしばらく使い続けられそうです。
もし買い替えや番手違いの購入を検討する際にはベルトサイズ76mm× 533mmのタイプの商品を選ぶことになります。
研磨ベルトはモデルによってサイズが決まっているので購入の際には要注意。
研磨作業時は粉塵が舞うので集塵袋は必須。
こちらも付属されています。
それから、こちらは他のメーカーにはあまり見られないのですが、固定クランプ。
何に使うかというと、本体を裏返してクランプで固定。
すると、固定式の研磨機として使用できるというアイディア!
これは素晴らしい!うれしい機能です。
早い!研磨力は抜群!!
表面がボソボソの野地板を削ってみました。
変速スピード5/6(早め)、#120のベルトを装着して2往復しただけでご覧のとおりにツルリ。
今回は外壁(ウッドフェンス)に使用するので、この程度の表面で十分。
もっと綺麗に仕上げたい場合は、研磨ベルトの番手を上げればもっとツルツルに。
目詰まり除去にはベルトクリーナー
研磨作業を続けていると、ベルトの目が削りかすで詰まってきます。
そんな時はベルトクリーナーを使用します。
ベルトサンダー本体をひっくり返してスイッチをオン。
回転しているベルトにクリーナーを押し当てると見る見る詰まりが取れて綺麗になっていきました。
この作業、気持ちが良くて結構好きです。
今回はウッドフェンスの張り付け板(野地板)を50枚程両面研磨しましたが、ベルトクリーナー自体は極端にすり減っている感じでもなかったので、一つ購入しておけばしばらくは買い替えは必要なさそうですね。
まとめ
研磨機の購入にあたり他メーカーやタイプの違う機種を検討しました。
木材を研磨することができる研磨機には、ベルトサンダーやオービタルサンダー、ランダムサンダー、ディスクグラインダーなど色々とあります。
ディスクグラインダーは装着するディスクによって研磨力は違いますが、局所的な箇所の研磨に向いているタイプなので平面の研磨向きではないので今回のチョイスからは外れています。
その中でも、もし研磨力で選ぶならベルトサンダーが断然おすすめ。
研磨できる範囲が広く、均一に研磨することができる上、他のタイプと比べると研磨スピードが早く作業効率が非常によかったです。
ちなみに研磨力順でならべるなら、
オービタルサンダー < ランダムサンダー < ベルトサンダー
といった具合でしょうか。
オービタルサンダーやランダムサンダーは小型で静音性の高いモデルも多いので室内やちょっとした研磨には向いているかもしれませんね。