冬のある日、思いもよらない出来事が起きました。
我が家の庭で10年以上育ててきたミモザの木。その幹が、強風によって大きく裂けてしまったのです。
幹の直径が20cmほどにまで育った立派な木。これまで毎年、花後の4〜5月にはしっかりと剪定してきましたが、今年はつい手入れをサボってしまいました。
その結果、枝ぶりは例年以上に豊かに。花芽もたくさん付き、3月には見事な満開を迎えました。
ただ、その“豊かさ”が裏目に出てしまったのです。
風の強い日に枝が大きく揺さぶられ、負荷が幹に集中。
気づいたときには、中心の太い幹が真っ二つに裂けている状態でした。倒れてはいないものの、明らかにダメージは深刻です。
とにかく今できることを

このまま放置すれば、枯れてしまうかもしれない。
そう思い、まずは裂けた幹を元の位置に戻す応急処置を試みました。
使ったのは「タイダウンベルト」。
普段はカヤックを車載するときに使っている固定用のベルトです。
引っ張ることでしっかりとロックされる構造で、強いテンションをかけることができます。

裂けた幹を締めて“閉じる”

ベルトを上下2箇所に回し、交互に締めていきます。
少しずつ締め込んでいくと、開いていた傷口が徐々に閉じていきました。
「思いの外、閉まっていく」
そんな手応えを感じつつ、バランスを見ながら固定。
最終的には、裂け目がしっかりと密着する状態まで持っていくことができました。
あとは木の力を信じるだけ

このまましばらく固定した状態を保ち、自然治癒に任せます。
植物は思っている以上にたくましく、適切に支えてあげれば自ら傷を修復する力を持っています。
もちろん、今後は定期的な剪定で樹形と負荷のバランスを整えていくつもりです。
今回の反省と学び
今回の出来事で改めて感じたのは、「剪定の重要性」。
見た目が良くても、枝が増えすぎると風の影響を受けやすくなり、思わぬトラブルにつながります。
樹木は人が思っているよりもはるかに賢く生きながらえてきています。
自らが倒れる前に、枝や幹を折って生きながらえる。
今回の事象も、強風によって根本から倒木してしまうことを回避するための防御策だったのだと思います。
我が家の庭は地下水位が高く樹木も比較的浅根で樹高も低く育つ傾向があります。
元来根の浅いアカシアの木にとって、これ以上の背伸びは禁物だったのかもしれません。
満開の美しさと引き換えに、幹へのダメージ。
自然相手の庭づくりの難しさと奥深さを実感しました。
ミモザがこのまま回復してくれることを願いながら、引き続き経過を見守っていきたいと思います。


