春の兆しを少しずつ感じ始める3月下旬。
我が家の庭に置いてあるメダカ鉢を掃除することにしました。
氷が張るほど寒かった今年の冬。
まさか生き残っている生物などいるものかと半信半疑で水を掬っていたところ、なんとピチピチと動く生命反応を発見。
昨年の春に投入したメダカと川エビが生き残っているではないですか。
今回は関東地方で厳冬を生き延びた生き物たちをご紹介します。
メダカ鉢の水を抜いて大掃除

2年ほど前、庭の一角に古い陶器の瓶をリユースして水鉢設置しました。
はじめは水草などを育てていたのですが、夏になるとボウフラが溜まり蚊が大量発生。
そこでボウフラを餌に捕食してくれるメダカを住まわせることにしたのです。
初めは黒メダカとヒメダカを5匹づつ入れて様子を伺っていたのですが、いつの間にか産卵し子メダカがたくさん増えていました。
おかげでボウフラの駆逐に成功し蚊の発生を抑制することに成功。
冬になるとメダカは冬眠に近い状態に入り餌を食べなくなります。
餌やりしないため水鉢の様子を伺いに立ち寄る機会も減るのですが、久々に鉢を覗いてみると苔やら枯れた水草、落ち葉などが溜まり始めていました。
そこで水を抜いて一度きれいに掃除してみることに。
ついでなので水鉢の中に生き残った個体の調査もしてみます。
我が家のメダカ鉢の内容

過去に投入した生き物はこちら。
- メダカ(青メダカ、ヒメダカ)
- ミナミヌマエビ
- ウォーターコイン(水草)
- ホテイソウ(水草)
- アマゾンフロッグピット(水草)
- ウォーターバコパ(水草)
- アナカリス(水草)
生き残っていた生物たち

生き残っていたのはこちら
- メダカ(青、白、黒)
- ミナミヌマエビ
- ウォーターコイン(水草)
- ホテイソウ(水草)
- アマゾンフロッグピット(水草)
- アナカリス(水草)
青メダカとヒメダカを投入していたはずなのですが、黒いメダカも残っていました。
おそらく環境に合わせて体の色が若干変化してそう見えているだけかと思うのですが…。
ヒメダカは早い段階で数が減っていったのは覚えています。
強いなあと感じたのは青メダカ。卵もたくさん産みましたし、今生き残っている黒っぽいのもおそらく青メダカなんだと思います。
また、ミナミヌマエビはもう少し大きい個体を投入しているので、今生き残っているのは孵化した子供なのだと思われます。
ヤマトヌマエビと違いミナミヌマエビは繁殖が容易なので環境さえ合えば長く命を繋いでくれるようです。日を浴びて増えた苔の駆除にも一役かってくれている働き者。
水草系はやはり冬の寒さでだいぶ枯れ込んでしまいました。
ただ地上部が枯れていても根が生きていればまた暖かくなる春以降に芽吹く可能性はあります。
ホテイソウは地下に根を下ろしていなかったので、再起は怪しいかも。
その中でもまだ緑を残すのが、ウォーターコイン、アマゾンフロッグピット。
彼らはかなり耐寒性強めみたいですね。
アナカリスは水中で生育するので0度を下回る環境には無縁。
そんなこともあり、まだかろうじて息をしていそうですが、どうも茶色い葉が多いようす。
やはり芽吹いた、強い水草たち

冬の間は茶色く枯れたような姿だったホテイソウでしたが、暖かくなるにつて小さな緑色の葉を生やし始めました。
枯れた上層部とは対照的に水中の根は大きくまだ生命力を保っていたようす。
ただ苔がまとわりついてしまっているので、上層部の大きさに合わせて根も一掃してスッキリさせておきます。

刈り込み完了。
こうしてスッキリさせておくことで、このあとまたグングンと成長していきます。
この他、水面にはアマゾンフロッグピットやウォーターコイン、水中にはアナカリスなども枯れ込みながらも緑を一部残して越冬したようす。
追加投入は暖かくなってから

スッキリさせた水鉢に新しいメダカを追加しようと思いますが、水温を計ってみると12度。
まだ移住には少し冷たいかもしれません。
4月後半、水温が15〜6度を超えるあたりまで待とうと思います。