【玄関アプローチの作り方】/コンクリート舗装で曲線小道をDIY ④

くねくね玄関アプローチの作り方4(左官仕上げ)/DIYコンクリート打設方法(曲がる)曲線カーブ/庭の小道 庭づくり

コンクリート打設の次は表面を整える「左官作業」です。

歩きやすく水捌けの良い小道を作るために、しっかりと表面を整えていきます。
使用したのは左官作業に使われる金鏝。
ついでに角も取って割れにくく綺麗に仕上げていきます。
表面や角取に使用するコテの種類など左官作業時のポイントについてまとめてみました。

全5工程に分けてコンクリート施行の様子をお伝えしていきますが、今回は4回目の曲線コンクリート小道を作成するための左官作業の様子を振り返ります。

金鏝でコンクリートを均す

金鏝/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

練ったコンクリートを流し込み、仕上げの作業に進んでいきます。
さて、今回は全5回に分けた記事中の4回目「左官作業」編です。

それでは早速、作業を進めていきましょう!

まず用意したのは金鏝。
一般的な左官作業用の平らなコテです。

作業面積が広いので、サイズは少し大きめのものが使い易い思います。
私は大中小もっているコテの中で一番大きいものを選びました。

使い方については、「やって覚える」が一番だと思います。
コテは進行方向をほんの気持ち浮かせて滑らせるのがポイント。
強く押さえこまず優しく滑らせると綺麗に仕上がります。
またコツやポイントなどはYoutubeで上手な人の動きを真似してみたりすることで、ある程度理解できると思います。

夏と冬とで気温の差が関係しますが、コンクリートが固まるまでは時間がかかりますので、失敗したらやり直せば良し。
初めのうちは練習だと思って何遍もコテを滑らせて感覚を養うのも良いですよ。

金鏝_面押さえ/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能


まずはじめに流し込まれたコンクリートを押さえ込む作業から始めます。
コンクリートには繋ぎ基材となる砂利が含まれています。
この砂利が表面に浮いているとコテが引っかかり作業の邪魔になります。
そこで、コテで上から押さえ込むようにして沈めてしまいます。

小刻みにギュッギュっと押さえ込んでいくと砂利が沈み、モルタル(セメントと砂)と水分が浮いてきます。
全体がこの状態になったら、コテを使い表面を均します。

猫ちゃん散歩に注意

金鏝_慣し(猫の足形手形)/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

表面を均し終えたらしばらく乾燥させます。
時間にして2時間ほど(夏場はもっと早く乾きます)。

しばし休憩をして乾燥具合をチェックしにいくと、何やら変な跡が…。

金鏝_慣し(猫の足形手形)/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

近所の猫ちゃんがお散歩したようで綺麗な足形が残っていました。
もう一度均し直して綺麗にしておきます。

簡易的な足場を組む

金鏝_慣し(足場)/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

場所や施工面積によっては手が伸ばしにくく作業しずらいこともあります。

そんな時は角材を渡し足場を組んでおくのも良し。
大惨事を招かぬよう、自分が乗っても折れなそうな太さの角材を選びましょう。

面引き(角取)コテで仕上げ

金鏝_慣し(仕上面引き)角Rの取り方/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

表面の水分がある程度飛び、コンクリートが締まってきたら角を取っていきます。
普通この面取りの作業の前に滑り止めのための「刷毛引き」を行います。
ただ今回は面取りコテの後を残したくかなったため順番を変えて作業を進行。

今回使用したのはステンレス面引きコテ(道路面引きコテ)と呼ばれる、土間コンクリートの角(出隅)の仕上げに使われる専用コテ。
角を斜めに仕上げることで欠損や破損の防止に役立ちますし、なにより見た目が綺麗に仕上がります。

面取り作業はコンクリート表面が少し乾き、尚且つ固まる前に行います。
私がはじめに面取りを行った際は、どうもまだコンクリートの水分量が多かったようで、型崩れしてしまいました。
少し乾くのを待ち、改めて再作業したところ綺麗に仕上げることができました。

金鏝_慣し(仕上面引き)角Rの取り方/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

面取り後は端にコテを滑らせた跡が残ります。
通常はそのまま残すのですが、私は後を残したくなかったためその上からもう一度平らな金鏝で均しを行っています。

コテ跡を残したくなかった理由は、小道の幅。
小道というだけあり道幅が狭いのでコンクリートの端にラインが入るとどうも圧迫感を感じてしまいます。
そこで出来るだけナチュラルな雰囲気に仕上げるため、あえてコテ跡を消したというわけです。

金鏝_慣し(仕上面引き)角Rの取り方/クネクネ曲がる玄関アプローチを作る方法/DIYコンクリート曲線小道の作り方(DIY打設左官作業編)/施行/冬場の乾燥/氷点下でも可能

面取りと面取りゴテ跡の補修が完了しました。

この後、最後の仕上げ「刷毛引き」を行います。
「刷毛引き」とはホウキで掃いたような刷毛目をつける作業のこと。
表面が細かく凸凹になり、滑り止めの機能が加わります。

「刷毛引き」の作業の様子は次回(最終回)の記事でまとめます!

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