洗面台のタオルハンガーがグラグラしてきてしまいました。
柱や下地がない石膏ボードにネジ留めしたため固定部分が脆くなってしまうのは時間の問題かと思っていましたが、やはりその時は来てしまいました…。
今回は緩くなってしまったネジ穴の補修について紹介します。
使用するのは「スポンジ」と「瞬間接着剤」。
たったこれだけで、驚くほど簡単にさらに強化されてネジ穴が復活します!
ネジ穴がグラグラに…
洗面台側面の壁に取り付けていたタオルハンガーが、最近どうもグラグラするんです。
よく見るとネジ穴が広がり緩くなってしまっている状態。
じつはこれ子供の仕業でした。
手を拭くときにタオルを引っ張るように使うものだから、設置面にテンションがかかりネジ穴が緩くなってしまったみたいなのです。
アンカーを抜くと、ぽっかりと大きく広がった穴が出現。
もともと柱が入っている位置でもなかったため、一般的なプラスチックアンカーを打ちネジを留めていましたが、どうも石膏ボード専用のものでないと強度はイマイチだったみたいです。
ただ石膏ボード専用のアンカーはかなりゴツいのと、一度打ち込んでしまうと修復が不能なためできれば避けたいところ…。
スポンジを詰めて穴を塞ぐ
今回はスポンジを使った穴埋めをしてみることにしました。
用意したのはスポンジと瞬間接着剤。
どちらも100均で見つかる簡易的なものです。
まずは細長くカットしたスポンジを先ほどのネジ穴にグイグイと押し込んでいきます。
細めのマイナスドライバーを使うと簡単に押し込むことが可能です。
半分くらい入ったら瞬間接着剤を注入。
固まりきる前に残りのスポンジも押し込みまた注入…を繰り返し穴を埋めてしまいます。
できるだけ密に詰めたほうが強度は出そうです。
ちなみに液状の瞬間接着剤はスポンジのような繊維質に染み込んで接着剤の表面積が拡大すると、急激に化学反応が促進され高温になるため手に触れないよう要注意です。
固まるとこんな具合。
カッチカチです。
ネジ穴が強化されて復活
下地が補修されたところでネジを打ち直していきます。
硬化したスポンジは石膏ボードの時とは明らかに違う抵抗。
しっかりとネジを締め込んで再設置完了です。
うむ、元通り。
スポンジアンカーを埋めたことで以前よりも強度が増しているであろうタオルハンガー。
これなら子供の引っ張り攻撃にも耐えてくれそうです。