親父から引き継いでいたマキタの草払い機がついに故障しました。
何度か修理にも出していたのですが、使用年数を考えればそろそろ寿命なのかなと思いまして、草払い機を新調することにしたのです。
購入したのはECHO(やまびこ)社製の「EBC2500DX」という製品。
コンパクトな排気量でもナイロンコードも使えるパワフル設計なのが売りのラインです。
マキタやリョービと比べればブランドのネームバリューは劣りますが、国内外で長く屋外小型作業機械を製造販売してきた信頼ある会社。
それに比較的安価に購入できるというのが大きなポイント。
周囲の住民も愛用者が多く実績も情報も十分揃ったので安心して購入に至りました。
今回は私が新調したECHO社製の草払い機についてのインプレです。
ECHO(やまびこ)とは
「株式会社やまびこ」は国内外で「小型屋外作業機械」「農業用管理機械」「一般産業用機械」の事業分野を展開するメーカーです。
前進は戦後から日本の機械製造を引っ張ってきた㈱共立(1947年設立)と新ダイワ工業㈱(1952年設立)。これらの会社を吸収合併して誕生した比較的新しい会社です。
ECHOはやまびこが手がけるブランドの一つで、主に草払い機やチェーンソーなど家庭でも使用できる小型屋外作業機械などを取り扱っています。
ブランドについて
やまびこグループは、公園などの緑地から農林業や建設工事現場にいたるまで、幅広いフィールドで活躍を続けるKIORITZ Shindaiwa ECHO 3つのブランドを展開しています。
一つひとつのブランドは、やまびこグループの力を活かし開発から生産・販売・サービスを一貫して行うことにより信頼を築いており、日本のトップブランドとして愛され、世界でも幅広いユーザーに高く評価されています。
これからもお客様に満足される製品とサービスを提供するために、新たな可能性にチャレンジしながらグローバルトップブランドへ飛躍していきます。出典:株式会社やまびこHP
ECHOって大丈夫?
ECHOってなんだ?
ずっとマキタの草払い機を使い続けていた我が家にとって全く新しい聞き覚えのないブランドでした。量販店で見かけてそのリーズナブルな価格帯に惹かれちょっと調べてみたのですが、比較的新しいブランドでした。そのため知名度が低かったのでしょう。
それでも前進は共立や新ダイワ工業といった前後からある大きな国内企業を母体とした会社だったのでそのあたりも安心要素となりました。
そして何より周囲に利用者が多かったのが一番の決め手。
先日草刈り作業の集まりでもECHOの青いエンジンカバーをよく目にしました。
利用者に話を聞いても他の草払い機と大して変わんないよということで、それならばリーズナブルな価格で提供してくれるECHOにしてみよう!となったわけです。
また、万が一の故障にもしっかりと対応可能。
私の購入した草払い機は5年保証がついていましたし、全国のやまびこサービスショップ(YSS)でいつでも修理の対応も可能とのこと。
EBC2500DXを買ってみた!
私が購入した製品は「ECHO EBC2500DX」。
2ストロークエンジン式の草払い機です。
ECHO製草払い機のラインアップの中でも上位機種に当たるモデルのため価格もそれなり上がりますが、それでも他社の同位ラインアップと比べればとってもお安い。
大きな特徴は、以下の3つ。
小排気量なのにパワフル
排気量は22.8ccと小型。でもパワーは24cc相当ということで、野山の草刈りにも十分使えそうです。
重量は4.6kg。
決して超軽いというわけでもないですが、使用しているパーツや作りを考えれば納得の軽さです。
さらに劣化や断線などが起こりやすい配線まわりは、エントリーモデルと比べると結構しっかりとカバーリングされているので耐久性もありそうです。
ナイロンコードも使用可能
ナイロンコードの装着が推奨できる排気量は26cc以上と言われています。
あまりに排気量が低いとパワーが足りずベアリングやエンジンへの負荷が故障を招く恐れがあるため推奨されていないそうです。
ただ24ccあれば十分に使えます。
実際にホームセンターの専門員さんに聞いても「24cc以上を推奨」とおっしゃっていました。
「ECHO EBC2500DX」は22.8ccですが24cc相当のパワーがあり、ファンケースもマグネシウム合金製でナイロンコードの使用にも耐えるという設計とのこと。
あまり重すぎるのも嫌なので、個人的にはちょうど良いスペックでした。
エンジン始動も簡単
従来の半分の力でエンジンスタートできる「Lスタート」仕様なので楽々始動です。
付属品は
付属品
- 肩がけバンド
- 保護メガネ
- ソケットレンチ
- 六角レンチ
- 取扱説明書
- 保証書
ちなみに取扱説明書(製品仕様書)はwebからも見ることができます。
https://www.yamabiko-corp.co.jp/files/topics/13887_ext_01_0.pdf
肩がけバンドはシンプルな構造。
パット部分にはクッションが入っていました。
使い勝手も良好
Wトリガーレバーを搭載で作業楽々
スロットル方式はWトリガーレバーを採用しています。
長いスロットルがをぎゅっと握ったまんま任意の一定回転数で草を刈りつつ、そこから回転を上げたい時に上の短いレバーを一緒に握り込めば更に回転数が上がるという構造。
長時間の草刈りでも手が痺れにくく、更に調整レバーで回転数の微調整も可能なので作業効率がグンと上がりますね。
もちろんレバーは手を離すと自動的に回転数がさがる構造なので、万が一の事故にも備えは十分。
エンジンのON/OFFは反対側のスイッチが対応しています。
初めて使った際に、このスイッチをOFFの状態で始動していたので全然エンジンがかかりませんでした…ご注意を。
もちろんONにしてから始動したら一発でした。
ナイロンコードも取り付け可能です
ナイロンコード使用にも耐えるるパワーがあるので草刈り場所によっては取り替えも可能です。
草刈機の購入に合わせて、ナイロンコードローターも同時購入しました。
購入したのは一番オーソドックスな固定式。
自動振り出し式や替えコード式のローターもあるのですが、固定式の方が壊れにくいというのが一番の理由。
コードが摩耗したり切れてしまった時には自分で巻き出さないといけないのですが、まあそれほど頻繁な作業でもないのでとりあえずは固定式で十分。
ちなみに、ナイロンコードもいろいろな種類が存在します。
切れ味や耐久性が違ったりするので色々と変えて試してみると面白そうですね。
ただし、マシンスペックによっては高負荷になり故障を招きかねないコードもあるので、注意が必要です。
太くて重いコードほど草払い機への負荷が強くなります。
一般的な円刃と比べナイロンコードは草に当たった時の負荷が強く、そのため円刃よりも高回転で作業をしなくてはならないのです。
24ccクラスの草払い機であれば、今回購入した通常径かやや細めのものを選ぶとちょうど良いと思います。
ナイロンコードの太さの適正は、排気量×0.1mmと言われています。
2.0mm〜2.6mmくらいがちょうど良さそう。
まとめ
早速山の草刈りに行ってきました。
身長170cm一般体型の私が2時間ほど使用した感想としては、とくに重さを負担に感じることもなく作業もとっても楽々でした。
エンジン音も超快調で切れ味も抜群。
Wトリガーレバーも操作に慣れると快適で、グリップも適度にクッション性と反発があり握りやすかったため、手が痺れるともありませんでした。
スロットルと回転数のレスポンスもよくなかなか良いエンジンなんじゃないかなぁと。
ううん、快適。