隣家の境界となる自宅庭にDIYでウッドフェンスを設置します。
外構にかける費用はできるだけ抑えたい。
ということで、材料は全てホームセンターで購入。
ほぼ全ての加工も自分で行い、幅5mのタテ張り木製目隠しフェンスを作りました。
全ての工程を一つにまとめるとちょっと長くなってしまうので数回に分けて記事にしてみました。
今回は基礎に挿し込む「支柱の設置」について振り返ります。
支柱を立てます!
フェンス基礎となる束石(フェンスブロック)の設置が完了しました。
今度はウッドフェンスの板を貼り付けるための柱を立てる作業です。
前回の『1.束石(フェンスブロック)で基礎を作る』に引き続き、今回は『2.支柱を立てる』について振り返りたいと思います。
大体の作業手順はこんな感じ
- 束石(フェンスブロック)で基礎を作る
- 支柱を立てる
- 張り付け板の準備(塗装)
- 板を張る
- 扉の設置
それでは作業を開始していきましょう!
今回は『2.支柱を立てる』の作業を行います。
支柱の角材選び
ホームセンターにはそれはそれは数多くの角材が積まれています。
ウッドフェンスを立てるのに使用する柱は一体どれを選べばよいものか…。
あまり細すぎても折れたり曲がったりと頼りないし、かといって太すぎても必要性がないかもしれないし、見た目的にも主張が強いかもしれないし…。
では間をとって程よい太さの柱を使うことにしました。
今回購入したのは80mm幅の杉の角材。(上の画像のものとは違います)
これくらいの太さのものなら強度的にも問題ないでしょう。
塗装して腐食を防ぐ
無垢の角材にまずは塗装を施します。
屋外に設置するウッドフェンスは毎日雨風にさらされます。
ウリンやセランガンバツなどいわゆるハードウッド材と呼ばれるような硬くて目の詰まった水に強い樹種で施工する場合には問題ないのですが、比較的安価な木材であるスギやヒノキなどは防水効果の高い塗料で守ってあげる必要があります。
今回塗布したのはキシラデコール・エクステリア。
水性塗料なのに油性タイプと同等の優れた防腐・防カビ・防虫効果があるというホームセンター一押しの商品でした。
水性タイプなのでハケの水洗いができたり、乾燥時間も短く臭いが少ないという優れもの。
水性キシラデコール・エクステリアはカラーラインアップも豊富。
今回支柱に使ったのは「ウォルナット」というこげ茶色。
シックで高級感のある色合いになりました。
塗布は2度塗りを推奨しています。
私も時間をおいて2回塗布を行なっています。
また、柱上下の切断面は特に外部からの侵食が激しい部分。
入念に塗料を染み込ませてしっかりガードしてあげたところですね。
フェンスブロックに真っ直ぐに立てる
塗料の塗布が完了した支柱をフェンスブロックに差し込んで支柱を立てていきます。
まず取り掛かるのは両サイドの支柱。
真っ直ぐに立っているかを判断するために使うのが水平器。
支柱に当て、水平器のメモリを確認しながら正確な角度で合わせます。
真っ直ぐになったら、支柱を仮止めします。
その際に使用したのが、三角形の木材の切れ端。
ドアストッパーのようにフェンスブロックと支柱の隙間に挟み込んで固定していきます。
モルタルを流して支柱を完全に固定します
支柱が真っ直ぐになったところにモルタルを流し込んで完全に固定します。
まずはモルタル作りから。
使用するのはセメントと砂と水。
この三つでモルタルが出来上がりますが、重要なのは比率。
部材のパッケージなどに作りかたが表記されていることが多いのですが、セメント1:砂3の割合が標準的。
モルタル比率の材料をよく混ぜたら、水を足して練っていきます。
先に水を入れてしまうとセメントと砂がよく混ざらないので要注意。
通常は水を混ぜてモルタルを作ってから塗り固めるのですが、今回は口が狭かったのでセメントと砂を混ぜたものを先に注いでから水を撒いて固める方法をとりました。
支柱とフェンスブロック穴の隙間はモルタルで完全に塞ぐようにします。
雨の進入があると木材の劣化が早まるので、モルタルはフェンスブロックよりも幾分高く傾斜になるように塗り固めて仕上げると雨水が溜まる心配がなくなります。
両サイドの支柱のセットが完了したら、その間に糸を張り間の支柱も同様の手順で仕上げていきます。糸に面を合わせれば大幅に傾くことはないので先ほどよりは作業は早く進みました。
まとめ
これにて支柱立ての作業は完了です。
あとはモルタルが完全に固まるまで1日おいてからの作業になります。
固まるまでの間に強風などで支柱が傾いてしまわぬよう、斜めに打ち込んだ固定杭に仮止めしておくとさらに安心です。
次は張り付け板の準備(塗装)作業です。
それから、今回は支柱の塗装作業に普通のハケを使用しましたが、「コテハケ」という製品を使用すると綺麗に素早く塗装ができ、作業効率が格段に上がります。
塗装面が多い場合はコテハケの使用が断然おすすめ。