隣家の境界となる自宅庭にDIYでウッドフェンスを設置しました。
ただ、外構にかける費用はできるだけ抑えたい。
ということで、材料は全てホームセンターで購入。
ほぼ全ての加工も自分で行い、幅5Mのタテ張り木製目隠しフェンスを作りました。
全ての工程を一つの記事にまとめるとちょっと長くなってしまうので、数回に分けてまとめることにしました。
今回はウッドフェンス基礎となる「束石(フェンスブロック)の設置」について振り返ります。
ウッドフェンスで自然な壁、プライベート空間を作る
隣家との境界に植樹がされてはいるのですが、ちょっと間が抜けて丸見えな部分ができてしまいました。
新たに常緑樹などを植樹しても良いのですが、リビングの大きな窓から見える位置ということもあり、しっかりとしたフェンスで目隠しをしようと思います。
フェンスの種類にもよりますが工事料金は施工する幅で大きく変わってきます。
外構工事を業者さんに発注すると、平均30,000円〜40,000円/mほど掛かるそうです。
今回必要とするフェンスの幅は5メートルほど。
ううむ、外構にかける経費はできるだけ省きたい…。
然程しっかりとしたものを必要としているわけでもないので、それならば自分で施工できる木製のフェンスを作ろうと思ったのです。
書籍や紹介動画を頼りに必要な情報を入手しDIY作業を進めていくことにしました。
大体の作業手順はこんな感じ
- 束石(フェンスブロック)で基礎を作る
- 支柱を立てる
- 張り付け板の準備(塗装)
- 板を張る
- 扉の設置
これなら、どうにかなりそう。
それでは作業を開始していきましょう!
今回は『1.束石(フェンスブロック)で基礎を作る』の作業を行います。
束石を置く位置を定める
まずは束石を置く位置を採寸していきます。
今回は910mm間隔で支柱を立てていこうと思います。
フェンス支柱の強度としては900mmくらいが限界。
支柱の間隔が広いと風を受けた際に耐えきれなくなり倒壊する恐れがあるそうです。
本来はもう少し間隔を狭くしたほうが安全だと思います。
また、板張りの向きにもよると思うのですが、例えば横向きに板を張るようなスタイルの場合、規格サイズの寸法に合わせた幅だと断裁の手間が省けて作業が楽になります。
1820mmや910mm幅の木材が主流なのでその木材が使い易い幅で支柱を立てると後々の工程がスムーズに進みます。
位置決めの方法は色々とありますが、私は両端に仮支柱を立ててその間に紐で張りフェンスブロックを置く位置を決めました。左から910mm毎に仮支柱を地面にさして目安としています。
続いて水平。
先ほどの両端の仮支柱の間にホースを伸ばし水を注ぎます、水位のあった場所が同じ高さ。
という原理を利用して両端に水平の高さをだして先ほどの紐の位置を調整しておきます。
ちなみにホース以外にも真っ直ぐな板に水平器を乗せて測るなど、他にも色々と方法はあります。
これで真っ直ぐで水平な線ができあがりました。
束石(フェンスブロック)を埋める
目安棒を挿した場所にフェンスブロックが埋まる穴を掘っていきます。
使用する道具はダブルスコップというもの。
垂直に地面を掘り進めることができるので、掘削範囲も少なく済みますし、周りの土を崩さないため地盤の強度が確保できる利点もあります。
フェンスブロックは近くのホームセンターで購入してきました。
支柱は80mm四方の角材を使用するため、高さ450×外寸180/内寸100(mm)のサイズのものをチョイス。
ただ、このサイズのものでも重量は30kgくらいあるので運搬や設置の際に腰を痛めぬよう取り扱いには要注意です。
穴の空いた場所にフェンスブロックを設置するのですが、その前にブロックを置く前に地面を突き固める必要があります。
穴を開けただけの地面は柔らかく重たいものを乗せた際に沈下します。
少し深めに開けた穴に砕石を敷いた後、フェンスブロックを数回落とすことで地面が突き固められ砕石も締まり地面が固まっていきます。
基礎というだけあり、ここは重要な作業なので抜かりないように慎重に作業を進めたいところ。
先ほど張った糸の高さに合うように敷き詰める砕石の量を調整して設置します。
フェンスブロックも垂直を出して設置します。
仮置きしたフェンスブロックの上に水平器を置きタテ方向ヨコ方向の水平を見ていきます。
傾いているようなら、ブロックを持ち上げ砕石を詰めて再度測り直し。
ブロックの重量があるので結構疲れる作業です。
最後に土を埋め戻していきます。
埋めもどす土は、水を加えながら突き詰めていくと奥の方から表層までしっかりと詰まった状態で固まります。
強風で煽られても大丈夫なように、しっかり最後まで抜かりなく。
まとめ
今回はフェンスブロックを使った基礎束石の作業について振り返りました。
フェンスブロックはとにかく重たいので体力を要する作業の一つですが、基礎はフェンス全体を支えるとても大切なパーツです。
しっかりと位置を決め設置することで丈夫なフェンスができあがりますので、ここはひとつしっかりと作業を済ませておきたいところ。